μ-MIMによる製品歩留まり改善:MIM技術ニュース

高精度の幾何公差部品の量産はMIM!

MIMという工法における利点はいくつもありますが、金属部品の量産性において、切削加工と比較すると大きなメリットがあります。

微細・微小部品において生産上課題となるものは、精度のばらつきです。
特に同軸度や位置度など高い幾何公差が要求されている場合、部品を1つ1つ削り出して加工する切削加工は加工後の製品の精度のばらつきが発生しやすくなります。こういったばらつきを防いで生産を行わなければならないため、切削加工では、温度管理や工具管理、検査等のコストが掛かり、割高となってしまいます。

MIMのマイクロ金型と幾何公差部品

部品量産時の切削加工に対し、MIMの利点は金型を利用できる点です。

1つ1つ形状を作る切削加工と異なり、MIMの場合は金型 の形状で成形することで製品を得ることができます。
従って高い幾何公差が要求されている量産部品も、金型により容易に量産可能となります。

特に切削時に歪み等が発生しやすい、穴の同軸度やボスの位置度なども安定した量産が可能となります。
微細・精密部品の歩留まり低減、コストダウンにお悩みの方は、ぜひ日本マイクロMIMのμ-MIMをご検討ください。