MIM製パイプ部品(R型使用)
精密機器
パイプ部品
SUS316L
一般精度
4g
中空構造、アンダーカット
MIMによる複雑形状の成形
この部品は内部に中空のR形状を持つパイプ部品です。この製品に用いられている技術は、樹脂成形におけるインサート成形技術を元に、太盛工業が研究開発した技術です。
具体的にはアクリル樹脂の抜き子(犠牲型)を作製し、まずインサート成形を行います。そのままでは犠牲型が成形物中に残ったままですが、その後のMIMの製作工程である脱脂工程の際にこの犠牲型は気化し、求める金属の焼結体だけが残り、中空の部品を得ることができます。
太盛工業のMIM技術でしか製作できない部品
犠牲樹脂型を用いたMIM成形の手法(太盛工業が特許を取得)により製作されています。
内部にR形状のパイプを持つこのような部品は通常、機械加工で加工することが極めて困難であり、犠牲樹脂型を利用した特殊なMIMでなければ加工できない形状と言えます。