直径数ミリ以下の超小型ギアは超小型モーターや回転部分に用いられ、重要な機構部品となります。
日本マイクロMIMにこの数年で多いご依頼のひとつは、「機械加工では日本のどの会社でも作ることができない、超小型のギアの量産生産をしてほしい」というものです。
ギアの大きさはモジュールという単位で表されますが、これはギアのピッチ円直径をギアの歯数で割った、指数のことを言います。
一般に機械加工によるギア加工の限界はモジュール0.15前後と言われています。
これよりさらに小さくなると量産性が極めて悪く、ギア自体も非常に高価になってしまいます。
この微小ギア加工の課題は、日本マイクロMIMのμ-MIMならば解決が容易です。
MIMはもともと金型を利用した量産を前提とした技術であるため量産性の問題はクリアできます。
またMIMは成形後に焼結を行いますが、この焼結の際には金属粒子の焼結により成形時、つまり金型のサイズより小さく収縮します。
従って機械加工によって製作された金型のサイズよりも小さいサイズのギアを狙って作っていくことが可能になるのです。
もちろん、これは収縮のサイズをミクロンオーダーで把握、管理することができることが前提となります。μ-MIMの本領はこの点にあります。圧倒的な基礎研究と実際の検証の量、シミュレーション技術が日本マイクロMIMのμ-MIMの技術を支えています。
超小型ギアを設計の際はμ-MIMをご検討ください。