抗菌性MIM開発のご紹介:MIM技術ニュース

2016/07/08

日本マイクロMIMでは自社の研究開発室を中心として、MIMの最先端研究を行っています。今回は日本マイクロMIMが開発した抗菌性MIMのご紹介をいたします。

MIMは金属粉末を混ぜ合わせて成形、焼結させる技術です。そのために金属粉末の状態でさまざまな種類の金属粉末を加えることで、原理上多様な性質をMIMに付加することができます。実際上は単純に粉末を混ぜ合わせて上手くいくことはなく、各種の条件設定が必須です。今回日本マイクロMIMでは銅や銀を添加し、混合比率や焼結温度を調整することで、機械的性質を保ったまま、新たにMIMに抗菌性の性質を付加させることに成功しました。

この研究では、SEM(走査電子顕微鏡)の活用によるMIM組織の評価、強度試験、抗菌力の試験、耐食性の試験を行い、現状MIMが持つ優れた機械的性質(密度、引張強度等)をいかに保持したまま、高い抗菌性を持たせるかがポイントでした。

実験の結果 SUS304L粉末をベースとした新MIMにおいて、
・CuやAgの添加による大幅な抗菌能力を実現
・CuやAgの添加による耐食性の向上を実現
・強度等の顕著な劣化はなし
であることが分かりました。

ベースとして用いた金属粉末はSU304Lで、ここに銅や銀粉末を添加することで優れた抗菌能力を付加することができました。下が銅粉末をSUS304L粉末に加えたMIMの、抗菌性の試験結果です。

抗菌性試験結果

抗菌性試験結果

※大腸菌を使った抗菌性の実験結果。対照区での大腸菌の生菌数が4.0×105個から24時間後には1.8×107個に増殖しているのに対して,0mass%Cuでは5.4×105個であり,ほとんど変化していない.さらに,3mass%Cu以上の焼結体およびSUS-XM7溶製材では,24時間後に10個以下に生菌数が急激に減少している.

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