機械加工からMIMへの置き換えによるVA/VEコストダウンの成功事例
一般に製造業の世界では、部品点数の増加はコストに対して2乗されて影響を与えてしまうと言われています。常識的なことですが、部品点数は少ない方がコストダウン、品質向上につながります。
MIMによる部品製作の大きな特徴のひとつは部品の一体成形が可能なことです。例えば従来は複数の切削加工部品を組み合わせて作っていた部品も、MIMであれば金型への射出成形で一度に得ることができるため、複雑な部品であっても形状によっては大幅なコストダウンを図ることが可能です。
上写真は実際に日本マイクロMIMでご提案したMIMの利用によるコストダウン事例です。従来は4つの部品を組み合わせて製作していたカム部品ですが、加工、組立工数等を削減し、MIMによる一体成形で大幅なコストダウンを実現できました。この4つの部品は切削加工によって作られており、一式で10000円近い高精度のカム部品です。日本マイクロMIMではこの部品を、MIMによりコストを10分の1以下、1000円以内のコストにまで収めることに成功しました。
要求精度は組み上がった段階で100分の1と、機械加工並の高精度でしたが、品質面でも問題なくOKを頂きました。MIMの活用による高精度部品のネットシェイプ製作のご相談は日本マイクロMIMまで!