技術ニュース_vol.25配信

2021/01/26

Micro Metal Injection Molding

Technical NEWS LETTER
株式会社 日本マイクロMIMホールディングス 技術ニュース

謹賀新年

いつもニュースレターをご高覧くださいましてありがとうございます.新年特別号は弊社社長と社員からの新年のご挨拶を掲載します.

社長あいさつ

謹んで新春のお慶びを申し上げます. 日本マイクロMIM,および太盛工業は2021年をスピード感を持った飛躍の年にしたいと考えております. 弊社は樹脂成形事業で培った成形技術と樹脂の知識をもとに金属粉末射出成形(MIM)事業に着手し,27年の歴史を経ました.さらにMIM製造業の中でも特に微小で複雑な形状を持つ金属部品の製造に特化して開発した技術はμ-MIM®,また3D-MIM®として,お陰様で業界において一定の認知を得るようになりました. しかしながら,μ-MIM®の試作品における納期や費用に課題を有していることは否めません.昨今では製品開発期間短縮のため,部品の最終形状が決定する前にMIMの試作品を求められる機会も増えてきましたが,試作段階の大きな枷となっていたのは金型です.MIMには欠かせない金型ですが,試作段階においては納期,費用ともに大きな負担となってお客様の満足度を下げる要因となっています. 我々は最新の計測技術やシミュレーションソフトを使用し,金型作製に関わる納期短縮に尽力してきましたが,限界に近づきました.その限界を突破するために金型を使用せずにμ-MIM®の試作品を製造する,金属3Dプリンターによる試作に本格的な挑戦を始めます.これまで様々な種類の金属3Dプリンターが開発されてきましたが,μ-MIM®技術を補完する技術レベルの金属3Dプリンターが絞られてきました.2021年中に厳選した金属3Dプリンターを導入し,μ-MIM®レベルの試作品を提供できるよう開発を進める予定です.この金属3Dプリンターの導入については2021年第一四半期中に詳しい情報を発信する予定です. また既存の量産製造ラインにおいても,積極的なデジタルトランスフォーメーションを進めており,2021年はDXによるさらに進化した製造管理,品質管理体制へのステップアップを実現します. 凛として荘厳で優美な山々のような完璧な製品を目指して,我々は2021年も変化を恐れず挑戦し続けます. 皆様の2021年の益々のご活躍,ご発展をお祈り申し上げますとともに本年も倍旧のお引き立てのほどお願い申し上げます.

社員より

謹んで新年のご挨拶を申し上げます.旧年中は格別のご厚情を賜り,心より御礼を申し上げます. 昨年は直接お客様とお会いできる機会が大変少ない1年でしたが,今年は新たな方法を模索しながら,よりお客様満足度の高いサービスを提供できるよう努めて参りたいと考えております.たとえば,近年は開催出来ていなかったμ-MIM®,3D-MIM®の技術解説や最新の技術動向について紹介するWebinarの企画を考えております. 本年もお引き立てのほど,宜しくお願いいたします.